031 納豆菌がやってきた!



 なんとゆかしい袋ではないか。画像ではわかりにくいが上部に金太郎マークが印刷されている。「我が社の元気な納豆菌で、金太郎のように強くなってね」という製造元の願いが込められていそうなほほえましいデザインである。
 
 袋には粉末納豆菌4gが入っている。これだけで大豆60kg分の納豆が作れると同封の説明書にある。値段は720円プラス送料80円。家庭で作る1回分の量は「耳かき1つ位」というのもゆかしい表現だ。いまどきのレシピにはぜったい耳かきは登場しないだろう。
 
 製造元は成瀬発酵化学研究所という。この「成瀬菌」は国内三大納豆菌種の一つとされ、多くの納豆屋さんが使っているそうだ。他の二つは「宮城野菌」と「高橋菌」だそうだ。
 
 納豆について知りたいときは、三井田孝欧さんが主宰する「納豆学会のホームページ」が詳しい。過日NHK衛星TVの熱中時間に出演した折、収録でご一緒し、ムシ納豆を作ると約束したままになっていたのだが、ようやくその約束が果たせそうだ。
 
 これまで何度か自家用納豆を作ったことがある。近所でワラが入手できれば、わざわざ納豆菌を取り寄せなくても、ワラに菌がついているので、それを利用したい。タッパーかなにかの容器に茹でた大豆をいれ、短く切ったワラを何本かはさみ、あんかなどで暖房すれば、天然の納豆菌ががんばってくれる。とはいえ今回はムシ納豆なので、成功率を上げるため由緒正しい菌を使うことにして、「成瀬菌」の登場と相成ったのである。
 
 ムシを何にするか? とりあえずのラインナップを挙げてみよう。
●クモ納豆 まず一番にジョロウグモを試したい。糸を引くクモはどんな味がするのだろうか。
●アリ納豆 ツムギアリ幼虫・蛹は市販されているから使いやすい。柔らかいので納豆菌も繁殖しやすいのではないか。
●セミ納豆 夏採ってストックしておいたセミ幼虫が残っている。どんな味になるかまったく想像できない。楽しみだ。
●カイコさなぎ納豆 カイコさなぎは大量に冷凍されているのでふんだんに使える。さなぎ特有の臭みがどうなるだろうか。
●カブト幼虫納豆 これこそ想像もできない。納豆菌に聞くしかない。
いまからでも作りたいのは山々だが時間がない。正月の楽しみとなるだろう。おせちにあきたらムシ納豆を作ろう。


031 納豆菌がやってきた!” への8件のコメント

  1. 久々に超ウケたかも(笑
    蛋白質だったらなんでもいいんでしょうか
    ものすごく興味あり
    でもカブトだけはどう想像してもあのニオイが消滅するとも思えず・・・
    結果楽しみにしてます

  2. タンパク質ならなんでも納豆菌は食べるということです。せつなさんも試してみてください。

    カブトのニオイについては同感です。なのでふと思いついて、腐葉土代わりに豆腐のおからを入れた容器にカブト君を放り込んでみました。すぐにもぐって見えなくなりました。果たしてカブト君はおからを食べてくれるでしょうか。可能性は低いと思いますが、万が一ということもあります。おからを食べてお腹も真っ白になったカブトを夢見ています。結果を報告します。

  3. なるほど、おからで飼育するとは気が付きませんでした。
    興味津々・・・成功を祈ります。

  4. カブト二頭を解剖。両方とも黒い腐葉土の残りがまだ腸内にあり、おからを食べた形跡なし。やっぱり。急におからを食べろといっても無理ですよね。逆にわれわれが腐葉土を食べろと言われたのを想像すれば納得できます。
    おからに塩を混ぜたものを、内臓を取ってよく洗ったカブトに詰める。容器に入れて暗所に保存。正月まで待って塩焼きにしてみる予定です。

  5. 某本にもアンコで養殖したらどうだろうかなんて冗談半分で書いてありましたが、ちょっと期待したけどオカラでも無理でしたか。あの幼虫は生で解剖したことないのですが、記述からすると意外に筋肉はしっかりしてるのでしょうか?塩振って1年くらい乳酸発酵したらどうなるんだろう。ちょっと怖くてなかなかできそうにないですが。もうすぐ室温で1年になる実験生ニシンがあるのでカブトも想像してしまいました。

  6. あけまして、おめでとうございます。
    おから作戦、残念でした。期待してたのですが・・・。
    アンコ作戦ですか、やはり皆さん彼には苦労してらっしゃるようですね。
    彼の蛹って、素揚げにすると小さい羽根を可愛らしくパッ開くんですよねえ・・・。香りは変わらないんですけど・・・。
    やはりここは納豆菌か、乳酸菌に頼るしかないのでしょうか?小泉先生教えて~!
    カマキリの幼虫のかき揚げは見るからにいけそうですね。でも、ちょっと成長させたほうがボリュームが出てよさそうですよね。彼らを飼育するにはどんな餌がいいのでしょうか?

  7. 通常ショウジョウバエとかアブラムシとかいわれていますが、なかなか餌の用意が面倒です。そこでふと思ったのですが、家庭菜園の一角に細かいネットを張って飼育するというのはどうでしょうか。ネットの編み目はカマキリが出られず、餌になる小型昆虫が入れる大きさです。

    昆虫食と無関係ですがカマキリついでに、カマキリは積雪に埋まらない高さに産卵すると言われています。今年の豪雪をカマキリは予想していたのでしょうか。東京では膝ぐらいのところにも産卵しています。新潟の津南町のカマキリはどのくらいの高さに産卵したのか知りたいところです。

    もうひとつカマキリの話題。昨年11月8日に出勤途上で採取したメスのカマキリがいます。会社でカマチャンと呼び、飼育していたら、11月末ごろ産卵、余生を全うするようコオロギとスーパーワームを与えていると、年末まで生きていました。それが今日6日に初出勤してみると、なんとまだ生き延びているではないですか。室内で飼育するとどれだけ生きているものでしょうか。ただただ生命力の強さに驚くばかりです。

  8. なるほど!ネットはいいかも。中に痛みかけた果物でも入れておけば、ショウジョウバエも自然繁殖するかも知れませんね。。
    カマキリってしぶといんですねえ。植物のように条件が整えば寿命が無いのか知らん?
    カマキリの卵じゃなくて、モズのはやにえの高さが積雪と関係するという話は聞いたことがあります。
    納豆完成おめでとうございます。ぜひ試食してみたいものです。

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