昆虫食Q&A


昆虫食関連のよくあるご質問をご案内します。

[Q]初心者でも試しやすく食べやすい食材、レシピはありますか?

[A]昆虫が初めての人にはイナゴがお勧めです。イナゴは多くの日本人が一度は食べたことのあるなじみの食材です。素揚げするとエビの風味とサクサクした食感が楽しめます。

 

[Q]旬の昆虫を捕まえて食べたいです。おすすめの採集エリアはありますか?

[A]夏のセミは比較的どこでも採集できますね。幼虫は暗くなる7時ごろから地中を出てくるところを採集します。お寺の境内など草の茂っていない地面から出ることが多いです。明るいうちに抜け殻がたくさん付いた木や、地面にすでに幼虫の出た穴が多い場所を見つけておくと効率的です。秋のバッタは郊外の自然が残る河川敷で採ることができます。冬から春にかけては近隣の里山で倒木を探してみてください。ピッケルなどで崩すとクワガタ、カミキリ、タマムシなど甲虫の幼虫に出会えたりします。

 

[Q]日本で採集を禁じられている昆虫はありますか?

[A]絶滅危惧種が対象ですが、具体的には国や都道府県、市町村が採集禁止区域や種類を決めています。自然保護担当係や教育委員会にお尋ねください。

 

[Q]毒キノコのように食べたら危険な昆虫はいますか?

[A]ツチハンミョウ科の昆虫は致死量30㎎という猛毒カンタリジンを体液に含んでいます。マメハンミョウ、マルクビツチハンミョウ、キイロゲンセイなどが代表的な種類です。科は違いますが、アオカミキリモドキも少量ですがカンタリジンを含んでいます。

ツヤケシオオゴミムシダマシ幼虫(通称ジャイアントミールワーム)も成虫になるとベンゾキノンという塩素に似た刺激臭のある有毒物質を分泌します。

キョウチクトウの葉はオレアンドリンという有毒物質を含んでいます。それを食べるキョウチクトウスズメというガの幼虫がいます。キョウチクトウの葉が体内に残っている可能性があるので、誤って食べないようにしましょう。

アオバアリガタハネカクシもペデリンという有毒物質を体液に含んでいます。カンタリジンより毒性は低いとはいえ、食べないに越したことはありません。

チャドクガは4月から10月にかけて年2回、チャ、ツバキ、サザンカなどに集団発生します。毒針毛があり、刺されるとかぶれて炎症をおこし、ひどいときは発疹が全身に広がります。激しい痒みが数週間続くこともあります。卵から成虫まで有毒なので、間違って食べないように気をつけましょう。

 

[Q]毒のあるスズメバチは食べても大丈夫でしょうか?

[A]スズメバチ成虫の毒は加熱することで毒性は失活しますが、冷えると毒性が戻ることもあるようです。口の中に傷などつけて血管内に混入させないように注意するか、あるいは腹部を取り去って食べるとより安全です。

 

[Q]食べられない部位はありますか?

[A]硬い脚は口内や喉に刺さることがあります。しっかり噛んで食べれば大丈夫ですが、気になる方や幼児は取り去ったほうがいいでしょう。

 

[Q]子どもには何歳くらいから食べさせて大丈夫ですか?

[A]アレルギー体質でなければとくに年齢制限はないでしょう。ただ幼児の場合、脚がノドに刺さったり、翅で窒息する事故も考えられます。そのため幼児には軟らかい幼虫やさなぎを与え、硬い成虫は避けたほうが安全です。

 

[Q]生きた昆虫に触れるのが怖くて採集ができません。食用昆虫はどこで手に入りますか?

[A]ネット検索で欲しい昆虫を探してみてください。タイなど昆虫食が盛んな国の食材を扱うお店に聞いてみるのもいいでしょう。また当会へお問い合わせくださっても結構です。

 

[Q]小さいころからアレルギー体質です。虫を食べても問題ありませんか?

[A]エビやカニなど甲殻類アレルギーの人は、昆虫も同じ節足動物なので食べないほうが無難です。一般的にアレルギー体質の人は、食べ物に敏感なので、様子を見ながら少しずつ試すようにしてください。

 

[Q]爬虫類ペット用に売っている虫を人間が食べても大丈夫でしょうか?

[A]しっかり加熱すれば衛生的には問題ありません。念のため一昼夜ほどおいてフンを出させ、お腹の中をきれいにしたほうが食味も向上します。

 

[Q]昆虫食は健康にいいのですか? ダイエット効果はありますか?

[A]昆虫は一般に高タンパクで不飽和脂肪酸を多く含み、ビタミンB群やミネラルも豊富な健康にいい食品といえます。また昆虫は基本的に高タンパク低脂肪であることからダイエット効果も期待できるでしょう。さらに最近の研究では抗酸化作用が魚類より大きいといった報告もあります。

 

[Q]昆虫料理で日持ちするものはありますか?

[A]せんべいやクッキーなど焼き菓子は比較的日持ちします。佃煮なども冷蔵庫に入れておけば相当日数楽しむことができます。

 

[Q]調理の時、気をつけなければいけない昆虫食材はありますか?

[A]昆虫は外骨格なので高温で一気に揚げたりすると、破裂して中身がでてしまうと同時に、火傷の危険もあります。まず低温でゆっくり揚げていったん油から出し、最後に高温にして二度上げすると中身があって殻がパリッと仕上がります。

 

[Q]昆虫食に挑戦してみようと思うのですが、いざ食べるとなると虫と目があってなかなか食べる勇気が出ません。なにかいい方法はありませんか?

[A]「から揚げ」などいかがでしょうか。厚めの衣にすれば目が合うことはありません。もっと心理的な抵抗をなくすには、潰して形をなくしてしまう方法もあります。

 

[Q]セミの成虫をたくさん捕まえたのですが、鳴き声がうるさく周囲からの迷惑そうな視線を感じます。なにか静かにさせるよい方法はありませんか?

[A]セミで鳴くのはオスだけです。メスを呼ぶためですね。オスのお腹には音を出す膜があります。少しかわいそうですが、指で押して膜を破ると音が出なくなります。

 

[Q]スズメバチの幼虫の糞抜きの仕方を教えてください

[A]幼虫は糞を体内にためておき、さなぎになるときにまとめて糞をします。そのため幼虫はそのまま食べると食感がよくありません。お尻の先をハサミで切り取り、胴体を指で挟んで軽く押すと、お尻の先からニューとこ黒い糞が出てきます。

 

[Q]家庭に出るゴキブリを駆除がてらに食べても衛生的に問題ありませんか?

[A]家庭にでるゴキブリというとクロゴキブリでしょうか。しっかり加熱すれば衛生的には問題ありませんが、強烈なフェロモン臭があり食用には向きません。

 

[Q]どう工夫してもカブトムシ幼虫を美味しく食べられません。なにか良い調理法はありませんか?

[A]ありません。少なくとも日本のカブトムシ幼虫は腐葉土を食べているため臭くて食べられません。