![]()
夏は虫料理の旬
![]()
夏は虫料理の旬といえる。多彩な虫たちが集まった。今回の調理法だが、外側が硬い甲虫類、セミなどはカラ揚げとした。皮の硬いガ幼虫はマリネにした。カタツムリ1匹が手に入った。最近あまり見かけない貴重な食材である。やはり茹でてマリネ。カミキリムシ、カマドウマ、カブトムシなども当会としては初物だった。全体的にこれまでの例会でもっとも充実した試食会となった。
ハナムグリ・ゴキブリ・セミ・カブトムシ・カマドウマ・ムカデ・コガネムシなどのカラ揚げ(ナンとトマト、レタス添え)
1)沸騰した油に虫をいれて揚げる。小さいものはさっと油にくぐらせる程度にしないと焦げ臭くなる。
ガ幼虫、カタツムリ、セミ殻のマリネ
1)ガ幼虫、カタツムリ、セミ殻を茹でる。
カミキリムシ成虫のホイル焼き
「週刊金曜日」に本多勝一氏が書いていた方法でやってみよう、ということになった。氏の方法は頭をちぎって囲炉裏の熱い灰の中にさし、香ばしい匂いがしてきたら、鞘ハネをさじ代わりにしてクリーム状の中身をすくって食べる、というもの。いまどき囲炉裏がないので、ホイルに包んでオーブンで焼く、という方法をとった。中身はクリーム状ではなかったが、なかなか肉厚で食べがいがあり、これまで食べた中では最高においしかった。中身のクリームは取れたてならではの特権だろう。幼虫はさらに美味いそうだが、入手が難しい。
セミ殻茶
セミ殻を煮出して飲む。無味無臭なのでウーロン茶などで割ってもいい。アレルギー体質の人にお勧めの健康茶。
![]() 虫を食べる人々
さあ、もうじき食えるゾ。もりつけも料理のうち。45度を俯瞰して、色彩バランスも考えて、なかなかこれも難しい。さ、なんとかできた。
これ、なんの味かな〜 ……
おいし〜い!? 初参加のAさん。動物園勤務だけあって、ムシに対する偏見がない。種類ごとにじっくりとそれぞれのムシの味を味わってくれた。試食会には欠かせない人だ。次回はムシ焼き煎餅を作ったら、と提案。煎餅は長年の夢だけに、心強い限りだ。
|