
いろんな虫をトッピング
虫ピザを食べる
虫食文化研究会第13回例会報告(2002.10.26)

今回は虫をのせてピザを焼いてみました。コオロギ、バッタ、カイコさなぎ(缶詰)、ザリガニ、スーパーワーム(キマワリ幼虫?)など。コオロギ、バッタ、ザリガニは近くの土手や用水で採取し冷凍保存したものです。カイコさなぎ(缶詰)は韓国のお土産、スーパーワームはネットでは虫類の餌として売られているものを購入しました。

ミックスピザ

コオロギ、バッタ、カイコさなぎ(缶詰)、ザリガニ、スーパーワーム(キマワリ幼虫?)をのせて焼いたピザ。いろんな虫がのっていて視覚的に楽しめます。このほか単品をのせたピザも焼きました。

まず粉をこねて…

ピザ作りはまず粉をこねることから始まります。

ジャンボミールワームを炒めているところ

普通のミールワームに比べて炒めがいがあります。食べ応えもありそう。

その他の料理

カミキリムシのホイール焼き
魚にたとえればアジの干物に似た味。殻が硬いので丸かじりは無理、殻を剥いて中身をほじって食べます。取れたてだとクリーミーな食感だそうですが、今回は夏採取して冷凍保存したものなので、残念ながらその味は堪能できませんでした。来年の楽しみとしてとっておきましょう。

ジャンボミールワームサンド
やっぱり大きいと食べ応えがあります。十分満足できました。ジャンボミールワームは自然界で採取できないので、インターネットのは虫類ショップで購入。そこにはカイコ幼虫も売っていて、本当は大きく育てて今回使おうと思ったのですが、飼育途中で全部死んでしまい、残念ながら使うことができませんでした。まるまる太ったカイコの幼虫は魅了的なので、これも来年再挑戦したいと思っています。

茹でナメクジ
想像だと口に入れると溶けてしまいそうですが、しっかり歯触りが楽しめます。キノコの柄のシコシコした食感に似ています。やっぱりナメクジも貝なんだ、ということを実感させられました。

茹でザリガニとカタツムリ
ザリガニは茹でると真っ赤になります。小さいザリガニはピザにのせて、写真は大きなものです。エビと同じで殻を剥いておなかの肉を食べます。味もエビと同じです。カタツムリは最近あまり見かけなくなりました。この3匹は夏に採取した大型で貴重です。これも冷凍保存しておいて今回使いました。エスカルゴと同じで歯触り抜群、なかなかに珍味です。

虫を食べる人々
さあ食べるぞ、と意気揚々の虫食い仲間。試食会にぜひご参加ください。
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[虫食通信]
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