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試食会は大盛況
![]() 24日(土)、「平和島」駅改札5時集合。後から来た方も含め総勢10名。みんな胸ときめかせ蝉幼虫出現ポイントへ移動。6時ごろから採集を始める。薄暗くなり始めた7時すぎからぞくぞく現れ、予想をはるかに上回る収穫がありました。幼虫を見るのもさわるのも初めてという方もおられました。これから食べると思うと、狩猟本能をくすぐられる貴重な体験だったと思います。9月に出産予定という方も参加されました。おなかの赤ちゃんの良い胎教になったかな。そう信じています。
採集が一段落したところで、こわいこわい「シュールストレミング」体験でした。スウェーデンが原産、ニシンの塩漬けを缶の中で発酵させたという食品で、世界一臭いことで有名なのです。持参されたOさんがレインコートにビニール手袋の完全武装で缶切りに挑みます。缶は膨張して爆発寸前の様子です。しばらく格闘していると、ブシューという音とともに、臭いと一言で形容できない悪臭(濃度100パーセントのアンモニア臭?)があたりに漂う。クサーと全員一瞬遠ざかるも、さすが虫食仲間、爆発の危険が去ると近づき、泡を指ですくってなめる強者も現れました。ただ缶詰がかなり長期間開けなかったため、ニシンの実体がほとんどなくなってしまっていたのが残念といえば残念、幸いといえば幸いでした。「ベンジョノニオイー」とかいいながらもみんな興味津々の様子で汁をなめていました。Oさん、貴重なものをありがとうございました。
いよいよ近くの調理室で虫寿司に挑戦しました。蝉は素揚げと天ぷらにしました。ほかにサクサン、カブトムシ幼虫は空揚げ、バッタは天ぷら、アリ幼虫は炒り、カイコ幼虫、タガメ成虫、ザリガニはゆでてみました。蝉、サクサン、バッタ、アリ幼虫、ザリガニを寿司ネタにつかい、カイコ幼虫は酢の物に、タガメはワサビ代わりのスパイスとして、カブトムシ幼虫はそのままといったところでした。握った寿司にどんどんネタを乗せて皿に並べてゆくのですが、ついに時間切れでおにぎりに変え、ようやく試食本番となりました。ちょっと予定を詰め込みすぎて、なんだかとてもあわただしかったけれど、一通りお寿司を堪能できてほっとしています。
当日忙しくて撮影できなかったので、後日新たに握って掲載しました。当日の経験を生かしてさらに一工夫した逸品です。「セミダブル」「セミイクラ」「セミタマ」「セミアボカド」が当会おすすめの4品です。
次回試食会は9月25日(土)予定。河原でバッタを取って食べる予定です。詳しくは日程が決まり次第ご連絡します。多数ご参加ください。
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