■特別試食会開催 エッセイコミック誌「全部ホンネの笑える話(2005 Vol.1)」取材(05年6月14日)発売(8月22日)
やっぱり昆虫食を満喫するなら野外採集以外になし、ということで午前11時に京王線百草園駅前集合、お弁当を買い込んでいざ出陣の意気込み高く、多摩川岸の草原へとくりだしました。参加者総勢4名の気分はすでに縄文人。自宅の庭で様々な虫を放し飼いしている虫なら平気の漫画家小沢カオルさん、虫の気配だけでびびりっぱなしの編集者Oさん、態度は平静を装いつつも内心どきどきの編集者Sさん、そして昆虫料理研究会の内山でした。
料理メニュー紹介
採集したばかりの新鮮なバッタなどを都内某所にて調理しました。ピザは好評を博し、普通においしいという感想が大半でした。
虫ミックスピザ
●材料(Mサイズ2枚分)
(生地)
強力粉 200g
薄力粉 50g
塩 小1
砂糖 小2
ドライイースト 小1
ぬるま湯(40度) 140cc
オリーブ油 大1
ハウスクリケット
スーパーワーム
バッタ
キリギリス
カマキリ
ガ
タマネギ 小1個
ピーマン 小1個
ミニトマト 適量
スイートコーン 40g
ピザ用チーズ 200g
ピザソース 20g
バジル 適宜
のし棒
オーブンペーパー
●作り方
(1)生地のすべての材料を、粉類・ぬるま湯(粉全体になじませる)・オリーブ油の順に、調理用チャック付ビニール袋にいれ、5分ほどこねる。
(2)生地をビニール袋ごとボールに入れ、ぬるま湯(40度)を入れたナベに浸し、フタをし、30分ほど発酵させる。チャックは少し開けておく。途中温度がさがったらお湯を足す。
(3)生地を2等分して、オーブンペーパー(縦横30cm)に打ち粉をふり、のし棒で直径25cmほどに円くのす。
(4)生地全体にフォークで軽く穴をあけ、ピザソースを塗り、トッピング材を彩りよく配し(トマトは切り口を上にする)、ピザ用チーズをのせる。
(5)230度のオーブンで10分ほど焼く。
(6)かるく素揚げした虫各種を生地全面にちらす。バジルなどハーブも適宜ちらす。
(7)オーブンで3分ほど焼く。
アリの子とサクサン入りトマトスープ
●材料(4人分)
アリの子 80g
サクサンさなぎ 8頭
トマトソース 300g
水 300g
塩、こしょう 少々
パルメザンチーズ 少々
パセリ 少々
●作り方
(1)アリの子はさっと湯通しして臭みをとる。サクサンは茹でて皮をむく。
(2)鍋にトマトソース、水を入れ煮立て、アリの子、サクサンを加えて5分ほど煮る。
(3)スープ皿に盛り、チーズとみじん切りのパセリをふる。
タガメ風味のタルトレット
●材料(12個分)
タガメ 1頭
タルトレット 12枚
カスタードパウダー 80g
牛乳 200cc
イチゴ 適宜
クリーム絞り袋
●作り方
(1)カスタードパウダーを牛乳に加え、2分間ほどかきまぜ、クリーム状にする。
(2)タガメを茹で、中身をクリームに混ぜる。
(3)クリームを絞り袋に入れ、タルトレットにしぼり出す。
(4)イチゴを飾る。
カイコさなぎの桑の実煮のせヨーグルト
●材料
カイコさなぎ 適量
桑の実ジャム 適量
水 適量
水あめ 少々
プレーンヨーグルト
●作り方
(1)桑の実ジャムに水を加え、カイコさなぎを入れて、水分がなくなるまで煮る。
(2)火を止め、水あめを入れて混ぜ、冷やす。
(3)ヨーグルトに盛る。
大好きなカマキリをゲットして喜ぶ漫画家小沢カオルさん
食べるなどもってのほか、庭に放し飼いして害虫駆除に一役かってもらうそうです。
掲載誌「全部ホンネの笑える話(2005 Vol.1)」
(月刊少年チャンピオン10/1増刊・平成17年10月1日発行・秋田書店)
[虫食通信]
|