毎年春と秋に家の近くの川掃除に参加している。これは「〜川クリーン作戦」と名付けられたいわゆるボランティア活動である。ただ私が参加する目的はそんな高尚なものではなく、毎日目にする川がゴミだらけというのは気分が悪いこともあるが、一番の楽しみは虫と出会えることである。とくに春は天気がいいとクビキリギスとカナヘビに高い確率で出会うことが出来る。
クビキリギスは成虫で越冬するので、孵化してまだ豆粒大の虫たちが多い中、堂々とした成虫と出会えるのがうれしい。今回の目的は数頭とって初物をいただくことにあった。はたして二頭のクビキリギスを捕らえることができた。
家に帰ってさっそく素揚げにしてサクサクといただく。
材料
クビキリギス 二頭
揚げ油 適量
塩・コショウ
作り方
1 二頭からりと揚げる。
2 器に盛って塩コショウをふる。
153 クビキリギスの素揚げ

コメント
教えてください。
クビキリギスの産卵管は、硬くないですか?
翅もおいしく食べられるのですか?
揚げてしまえば、みんなサクサクですか?
味が気になるところです。
試食された際には、その都度味にも言及していただけると嬉しいです。
通りすがりさん、あの長い産卵管は私も気になったのですが、高温で揚げて、揚げたてをいただいたので大丈夫でした。翅もパリパリ食べられます。
みさん、おっしゃる通りですね、失礼しました。キリギリス類はたいてい揚げた干し海老の食感です。揚げると中身はほとんど空になります。クビキリギス独特の味というものはありません。長い産卵管や脚の舌触りを楽しむくらいでしょうか。
普通のキリギリスは食へるのだらうか。うちの近所にキリギリスは多い。
夜などよく家に入ってくる。捕獲して、揚げてみやう。
もし食ふ機会があればまたかきこします。
泥まみれさん、ムシはなんでも揚げるとサクサク美味しくいただけます。キリギリスもさっと揚げると脚も翅もいただけます。ぜひお試しを。
それにしてもポンテキがほんとうにお好きな方ですね。ポンテキ飯、きっと美味しいでしょう。ガツガツいただきたくなります。
レスに感謝のPupaeater泥まみれです。
ポンテキ関係の話は「008」の板に書くことにします。
ふと思ひ出したのですが、敬愛すべき俺のばあさんは、俺ががきのころ、採つてきた虫や植物をよく料理してくれました。そのなかに、ばった、キリギリス、かまきりなども含まれてゐたはずですが、情けないことに、どう料理したのか、そもそも俺自身食つたかどうか、よく覚えてゐません。でも揚げものもあつたやうに思ふのですよ。佃煮は確実にありました。
しかしある程度の量の虫を採らなければならないので、俺はそのうち面倒になり、専ら植物ばかり採つてくるやうになりました。大部分は土筆で、こちらはがんがん採つてきて、がんがん食つた記憶があります。
ともあれ、ばあさんはいまも元気なので、そのうちどう料理したか聞いてみて、キリギリスなども揚げ物にしてみませう。