台所のかまどの辺りにいて、馬のようによくはねることからこの名がある。子供のころ暗いじめじめした台所でよくみかけた。なんだか不気味な印象があった。そのためでもないが今回が初めての試食になる。
カマドウマは直翅目カマドウマ科の昆虫で、コオロギやキリギリスに近い種である。したがって味の方はだいたい想像できる。とりあえず素揚げを試みた。食べて見ると案の定サクサクした食感で、小エビを揚げたのとほとんどかわらない。昆虫で近いコオロギ科のハウスクリケットよりもっと中身がない。もっとも最初ということで一週間近く断食させたせいかもしれない。
カマドウマよりさらに大型で黄色と黒のまだらがもっとはっきりしている種にマダラカマドウマがいる。こちらの方がより不気味な印象だが、大きいだけ食べ応えはありそうだ。ぜひ挑戦してみたい。
コメント
いつかいつかと思っていたけどいまだ試せず
揚げても案外赤くならないんですね。
脚とったらもっとエビっぽい姿になるかと思ってたんですが。
せつなさん
揚げるともう少し色が変わるかと私も思ったのですが、意外にそのままな感じですね。とりあえず一頭しか試してないので、もっと大型も捕って試したいと思っています。
せつなさんというと2003年の冷夏のセミ会を思い出します。あの夏は梅雨明けが遅れてセミが捕れず、ミミズを捕ってせつなさんに調理していただきましたね。今年も28日にセミ会を予定しているのですが、予報だと梅雨明けが遅れそうなので心配です。
背中が丸いあたりがえびっぽいですね。
蝉の調理に関しては昔ファーブルの記録を読んだ記憶があります。
あれ以来参加できていませんね。
なかなか土曜に休めなくなってしまったので、土曜に休みが入ると速攻で予定が入ってしまったり。
稀な今回の連休も台風直撃だし、うまくいかんですね。
セミはシンプルに味わうなら、肉は少ないけど、オスの成虫の筋肉のほうが味は濃厚で好きです。
トンボの巨大版?みたいな感じで。
反面、幼虫は思ったより味薄いな、というのが本音。
幼虫はやっぱり「料理用」って感じですね。
数とれないとどうしようもないんですが、高知のほうだと小さなエビを丸ごとキュウリやナスと煮物にするみたいです。
虫で煮物はあまり無いと思うんですが、セミの幼虫ではやっぱり微妙に殻が硬いですかねぇ。
takanori678さん
カマドウマは先入観を除けば確かに殻の構造がエビによくにています。食感も小エビの殻を食べているようです。
セミの味については、「アリストテレスが美味いと書いているので自分で食べてみたけどそれほどでもなかった」というファーブルの話はよく知られていますね。takanori678さんもどちら派か試して見てはいかがでしょうか。
せつなさん
セミの幼虫は味が淡泊で身も歯ごたえがあり、一般的に食べやすいので皆に勧めています。おっしゃる通り特徴的な味はないので、逆に「料理」に向いているのかもしれません。味付け次第というところがあります。煮物はどうでしょうか。チリソースで炒めて見たのですが、食べられないことはないですが、やや殻が気になります。もっとも試したのはずっと冷凍していたものなので、とれたてはもう少しやわらかだったような気がします。
成虫はいままで試食会であまり取り上げてきていませんでしたが、今回は成虫も試してみたいと思っています。セミにかぎらず飛ぶ昆虫の飛翔筋(胸肉)は美味です。カブトムシも幼虫はいただけませんが、成虫の胸肉には旨みがあります。ただ量が少ないのはしかたのないことですが…。
カマドウマは子供の頃とても怖かったです、暗がりでいきなり跳ねますからね。でも最近見ないですねー、何処いったんだろう。。。
アップで見るとインドネシアのリオックコオロギに似てますね。うちにミーアキャットがいるのですが、フタホシコオロギをなんとも美味しそうに食べているのを見ると、食べてみよっかなぁ? と考えたりします。
とりあえず28日の蝉食会が楽しみです。
水を差すようですが、カマドウマは腐食性なので、何を食べているかわからないですよ。
いくら生食しないとはいっても、心配です。食べるなら、糞出しなどきちんとした方がいいでしょう。
実家での話ですが、夜中に暗い汲み取り便所の壷から何かを舐めるような、「みちょ、みちょ」という音が聞こえるので懐中電灯で照らしてみたら、カマドウマが、うんこに群がって食事中でした。
カマドウマを便所コオロギとはよく言ったものです。
一週間断食させたと書いてありますが
みみずってどうやって調理するんですか?フンというか泥は気にならないんでしょうか?
餌を切っただけで病原体が排出されるわけないやん
素揚げしたと書いてありますが
まあ何で病原菌云々に話が盛り上がっているのかは謎なんだけれどもw
病原菌何て何でも保有してるわけで
通りすがり さんはそのことではなく未消化物が汚らしい物ばかりだということが言いたかったわけだろうね。
みんなきもいですw
カマドウマ先輩を食するなんてゆるせない!
カマドウマ喰うくらいなら死んだほうがまし
カマドウマ食べれるんですね。
驚きです!
昨日暗闇からコイツらしきものを見ました。
ゴキブリではなかったです。
Deiさん、バッタの仲間なので揚げれば食感はエビににています。ただ何日が絶食させてフン抜きをしたほうが心理的にも食べやすくなります。
生でカマサシで食べてみたいですね
寄生虫大丈夫なんですか
私の友人に昆虫とか何でも食べる人がいて
肝臓に寄生されピンポン玉ぐらいの大きさに膨らんで
肝機能障害を起こした友人を知っています
友人いわく揚げ物にすれば何でも食えるという話だったが
眉唾だということを自分で証明してしまった形になった
揚げ物っていうところが問題ですね。
高温処理だからこそ、外側に早く火が通ってしまい、
内側に火が通っていないことに気づきにくいです。
でも、bugeaterさんは長いこと昆虫料理を研究しておられるので、そのあたりは心得てらっしゃいますよ。
見よう見まねでやってみようという人が危険だと思います。
みなさん気をつけましょう。
それと、肝臓が腫れるやつは、虫じゃなくて貝類かもしれないですね。淡水性の貝が意外と危ないです。有名どころでは魯山人がタニシの生食いをして死んだそうですけれど。
貝に寄生する虫は淡水魚にも寄生することがあります。安全そうに見えて恐いものは沢山あるようです。
ただ、貝や淡水魚は食材としてそれなりに研究されていますから、こうすると危険、これらな安全という実績があります。
昆虫については知られていない面も多々ありますので、油断は禁物ということです。
起き抜けでスルー力がないので長文すんまそん。