「ひるべ11」当日にも聞いたが、試食アンケートでもクマゼミ幼虫が「青臭い」という感想があった。大阪で開かれた「クマゼミ会」でも、青臭かったという一部の感想を聞いた。これまで何年も東京の「セミ会」で食べてきたアブラゼミやミンミンゼミではそういう感想はなかったと記憶している。どうやらこの「青臭さ」はクマ特有のものであるらしい。以下にその原因と思えるものを挙げてみた。
〈原因〉
(1)アブラやミンミンにくらべクマはかなり体が大きいので芯の青臭さがとれない
(2)アブラやミンミンにくらべクマの好む樹液は青臭さが特に強い
(3)天ぷらは衣にしっかり被われるので火が通りにくい
(4)下茹でするのが遅かったので青臭さが定着した
(5)体内の樹液量にかなりの個体差がある
〈対策〉
切れ目を入れるか二つ割りしてしっかり熱を通すのが原則だろう。臭味を消す香辛料も考えられる。ベストテンのトップにあげているセミなので、きちんとした対策を考える必要があるだろう。アイデア募集中。
コメント
やっぱしクマゼミよりアブラゼミの方がうまいですよね?
私だけかと思って不安になってましたがそういう訳ではないようで。
クマゼミのサイズなら調理前に消化管抜いてもいい気がしますね
煮干の頭やエビの背腸を取るのと同じ感覚で。
通りすがりさん、さっそくのご提案ありがとうございました。アブラやミンミンの味は豆とかナッツにたとえられます。樹液の量がちょうどよく、植物的でありながら旨味も感じられるのかもしれません。それに比べてクマは大食漢で個体によっては大量の樹液が未消化のままなので、それが「青臭さ」の大きな要因だと推定されます。イナゴなどと違って羽化してしまうので断食させるわけにもいきません。消化管をのぞくというのは究極のアイデアですね。こんど冷凍保存中の大阪のクマで試してみます。
青臭さは消化管中の樹液=篩管液のにおいか、
クマゼミ自身が持つ脂肪酸臭かもしれませんね
っとおもったら、もう一人通りすがりさんがww