286 桜毛虫

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正式名はモンクロシャチホコといい、シャチホコガ科の一種。写真の幼虫はまだ体色の赤い若齢である。通勤の道筋にある家の庭木(シダレザクラ)に毎年発生することは分かっていた。今年こそはと当たりをつけていた。そして15日、ついにその日がきた。
いい具合にあちこちの羽裏に群生している。玄関をあけた家の奥さんに怪訝な顔をされながら、(さすがに食べるからとはいいにくかったので)「虫の研究をしているのでいただきたい」と話し、脚立をかり、採集した。大小合わせてざっと100頭をこえるムシが集まった。持ち帰った幼虫は飼育ケースで大きく育ててから冷凍保存するつもり。現在飼育中である。
ちなみに自宅の前が桜並木で、10年以上前に本種が大発生したことがある。あのときはすごかった。行列をなして地面にはいおりてきた幼虫は、次々と車にひかれ、アスファルトが赤く染まり、地獄絵を思わせるすさまじい惨状を呈した。あのとき昆虫食をやっていたらと思う。きっと嬉々として採集し、1年分は貯蔵できたに違いない。

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コメント

  1. ぽるこ より:

    桜の葉を食べて育つ虫とは、オツな虫ですね。
    色も桜餅を連想させるような、美味しい色です。
    調理品の写真を楽しみにしています。

  2. bugeater より:

    ぽるこさん、お久しぶりです。幼虫は長ずるにしたがって色はだんだん黒くなってしまいます。調理は育ててからと思っているので、この色を生かせないのが残念です。とにかく大食漢が多数なので一晩で枝だけになってしまい、毎日エサ交換に追われています。ヤママユガのときもたいへんだったなあと思い出しています。

    いただいたイエコの小さい方を飼育していたのですが、いま大部分が成虫になりつつあってにぎやかに鳴いています。

    10月11日のバッタ会はぜひぜひおでかけください。

  3. 通りすがり より:

    幼虫を冷凍保存されているとのことですが、昆虫ほど高脂肪のものを長期冷凍保存すると、脂肪酸が変敗して独特の酸化物臭が付かないでしょうか?

  4. bugeater より:

    通りすがりさん、こんにちは。タイムリーなご指摘ありがとうございます。実は今回の試食会である程度長く冷凍保存したムシを使ったのですが、種類によってはかなり味が変わってしまったものもありました。味の変わった多くは採取してそのまま冷凍したものです。ハチの子などは一度ゆでてから冷凍していますが、これだと変質はかなり抑えられるように思います。保存法についてご教示をいただければと思います。

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