俗にゲジゲジである。ムカデは飼育している人もたまに見かけるし、事実ペットショップで売られていたりする。だがゲジは大多数の嫌われ者である。先日立ち枯れの樹皮を剥いでアリ幼虫を採集した際、ゲジ数頭も採れたので、この際食べてみようという気になった。蜘蛛に似て柔らかそうだし、脚も多いので、揚げればサクサクした食感が楽しめそうだ。そこでカラっと揚げて口にいれてみる。予想に違わず食感は良好だ。ムカデの親戚ということで案じていた臭みもない。脚が長いうえに多くて気持ちが悪いという向きもあろうが、エビの裏側もこんなものだと思えばいい。味に個性がないので珍味という程ではないが、まあまあ普通に食べられることがわかった。
コメント
この記事を見てから海老が食べられなくなった・・。
最悪・・・。
もう二度ときません・・・。
bekornさん、それはそれは申し訳ありません。でもなかには怖い物見たさで何度もこられて免疫がついたという方もおられます。ゲジはたしかに虫のなかでも好まれないタイプです。でもせっかく手に入ったのだからとりあえず食べてみようというのがこのブログなのであしからず。
色々な方がいらっしゃるのですね。
私は以前は室内に虫が出るとそれなりに驚いていましたが、
虫を食べて以来何とも思わなくなりました。
好き嫌いはもちろん人それぞれですが
犬猫鳥魚植物にはニッコリして、虫だけ「きゃー」って不思議です。
逆に海老と言われると美味しそうに見えてきました。海老フライの残りの尻尾、味は無いけれど食感で無性に食べたくなる時ってあります。時々口に刺さって痛い思いをしますが。
S.C.SHIOさん、あれ刺さると痛いですね。まえに小倉優子さんにセミ幼虫を食べてもらったことがありましたが、あのときもフライにして、スタッフみんなで「エビだ、エビだ」とかけ声をかけて食べてもらったことを思い出しました。
ちなみに家でエビの尻尾をもらえるのはカメたちです。われわれがエビフライを食べていたりすると水をばしゃばしゃとばしてアピールします。クサガメのエイプリルおばさんとイシガメのニコライの二頭です。
bugeaterさん、はじめまして。
ゲジのからあげ初めて見ました。
まずまずのお味とのこと。
でも、私はだめですね。ちょっとかわいそう。
今、仕事場に現れた、かのゲジを仕事場で飼っています。
20年前にも、飼っていました。ゲジの脱皮はなかなかですよ。
当時写した脱皮中のゲジの写真を思い出して見ています。
ゲジは、意外とユーモラスなところがあって、オオムカデより
ずっと好きですね。
低価格(タダ同然)で海老の味を味わえるとは…。
どこぞやの深海魚だらけの回転寿司みたいにいいビジネスになりそうだな。
虫好きさん、一度は味見をしたいとずっと思っていて、今回ようやく実現しました。今度はぜひオススメの脱皮シーンをみたいものです。
ピザポ○トさん、確かにタダではありますが、量が安定的にとれないのでビジネスというわけには現状では難しいと思います。比較的親しまれているイナゴや蜂の子など一部の昆虫は旬のネタとして一定期間提供することはもしかしたら可能かもしれません。
久しぶりに見に来ました、ゲジゲジは超苦手で見るのも嫌な野郎(雌でも)ですが、こうやって素揚げされている姿を拝見すると、こいつのどこが嫌なのか一瞬希薄になりますから不思議ですね。
沢蟹や小エビの素揚げを食べられるのなら本来は全然(すくなくとも)平気で食べられる形態なんでしょうが
蜂の子やイナゴまでの虫喰可人には次の一段が高いのかもしれないですね。
つまり本当はもう階段なんてないのに自分の気持ちの中に作ってあるという・・・
拝見してセミは行けそうな気がしてきました。
(昔読んでた、漫画の主人公のネコがセミ好きでしたしねぇ)
いや勉強になりました。
coolys1さん
セミはいけますよ、本当に。馴染むとセミを見るとごちそうに見えたり。(笑)
ゲジゲジって食べられるんですか!
私は海岸の洞窟などに入ることがあるんですが、天井にゲジがびっしりいるんですよね。
この野郎と思うんですが食えると知ってガハハって感じです(笑)
食感はわかりますが、味のほうはどうなんですか?
うまいのなら、ぜひ食ってやります!
HALさん、
揚げてしまうのでこれという味はなかったと記憶しています。クセがないので食べやすいという言い方もできますね。
時代が変わって、子供の頃から食べるようになると
たぶん何も嫌悪感とかはもたなくなると思います。
50年後はビールのつまみにポリポリ食べてるかも
maeda1901さん、たしかに慣れが大きいと思います。しかも虫はもともと食べていたんですから。