台湾の日本語学習ジャーナル「地球村 生活日語」(3月号)に日本の昆虫料理のことが中級テキストになって紹介された。その版元の地球村出版有限公司から要請があり、先年某月刊誌に連載した料理のなかから、依頼された写真と解説文を提供した。
ごらんのように写真の右側に虫と料理の説明が中国語に抄訳されている。テキストとは別に、非凡美味として三品掲載されたうちのひとつである。
これはクリシギゾウムシを蒸し羊羹に配し和菓子仕立てとしたものだ。むっちりした羊羹に包まれて、噛むとプチっとはじける小粒なゾウムシの歯触りを楽しみたい。
コメント
日本にはクリシギゾウムシがいたじゃないかって感じですね!
別記事にコメントした東南アジアのゾウムシは、
サゴヤシにつくサゴゾウムシとか言うやつかもしれません。
正式和名かどうかわからないんですけど。
人間の食用とはまったく違うんですが、
以前、水元公園で地面に落ちたエゴノキの実を黙々と拾って
ペンチでパチンパチンと実を割ってる人を見たことがあります。
何をしてるんですかって聞いたら、
「中に芋虫がいてね。蛾の幼虫かなあ。釣りえさにするんだよ」
と教えてもらいました。
今思うと、あれは蛾じゃなくて、エゴヒゲナガゾウムシの幼虫だったのかも。
面白いようにどの実にも芋虫が巣食ってました。
エゴノキの実を食べて育つんじゃ、えぐくて美味しくないかな?
食べるならクリシギゾウムシのほうが断然美味しそう!
ららさんのおっしゃる通りで、日本にも立派に食べられるシギゾウムシがいるのです。しかも栗だけたべて育っているのですから、氏も育ちも折り紙付きです。サゴヤシなんとかと比べれば遙かに小粒ですが、あのぷちっとはじける食感はなかなかのものです。