
日にちが前後するが、伊丹で開かれた「関西虫フェス&セミ会」の翌日、初めて京都の塩野屋さんの店にうかがった。14代当主の服部さん(写真右)と同行してくれた恭子さん(写真左)。このときいただいたカイコ卵を千葉セミ会で使った。卵をあらかじめ茹でオリーブオイルに漬けて塩コショウをふっておき、スライスしたフランスパンに塗って提供した。これがすこぶる好評だった。独特のプチプチした食感は類例がなく、さまざまな料理シーンで使えそうで嬉しい。上京区にある塩野屋さんは300年続く絹織物の老舗である。国産にこだわり多様な可能性を追求している服部さんの個性は魅力的である。



