番外編。毎年4月半ばごろ、近くの河原でハナウドの若菜を採集する。わが家の春の味覚である。ウドと名が付いているがセリ科に属する。新しくのびた茎の部分を茹でたり煮たりして食べる。ヤマブキに似た香りを楽しむことができる。根は漢方で独活(どっかつ)といい、発汗・解熱効果があるという。今回は昆布やシイタケと混ぜて佃煮を作ってみた。
ちなみに連休が終わった今頃は、ハナウドの由縁となった白い大きな花が咲き始めている。
(材料)
ハナウドの茎 150g
昆布 適量
干しシイタケ 適量
ショウガ 1かけ
酒 大さじ3
醤油 大さじ3
みりん 大さじ2
砂糖 大さじ2
塩 少々
(作り方)
1 ハナウドは水洗いし、適当な長さに切り、塩ひとつまみを入れた熱湯に通す。
2 水で戻した干しシイタケ、水洗いした昆布、ショウガを細切りする。
3 ひたひたの水で煮る。砂糖、酒を入れてひと煮立ちしたら、醤油を入れ、さらに煮詰める。最後にみりんを入れてつやを出す。
コメント
確かハナウドは俺も食つたことがあるぞ。
どうやつて食つたか、全然記憶にないが、佃煮だつたかな。
最近はご無沙汰だが、がきのころ、俺は虫や植物をいろいろ採取して、
敬愛するばあちやんに料理してもらつた。
だが虫は動くので捕獲するのがすぐに面倒になり、植物(土筆など)を
専ら取るやうになつた。