123 カイコ蛹の仕入れ

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かつて養蚕がさかんな頃があったとは今では想像もできない。私の住む多摩地域でも野生化して点在する桑がその名残をとどめているにすぎない。繭から糸を取って残る蛹が貴重なタンパク源として流通していたことなど遠い昔話になりつつある。そんな今の日本で蛹を安価で購入できる製糸工場があるのは奇跡に近い。
碓氷製糸農業協同組合
379-0221
群馬県碓氷郡松井田町大字新堀甲909
電話027-393-1101


注文した2kgの蛹が届く。価格は630円(送料別)と呆れる安さだ。使いやすいように100gずつ小分けにして袋に詰める。余りをさっそく炒めてアツアツをいただく。臭みがとても少なく食べやすいのに驚く。思うのだが、やはり取りたて、作りたてにまさる美味はない。蛹についても同じことが言えるのではないか。白身魚のバター焼きに近い味わいである。

いまこのカイコの蛹を入れた納豆がとても気に入っている。実は以前にも作ったことがあるが、そのときはあまり感動しなかった。煮たり茹でたりして軟らかくした大豆を藁に入れて一昼夜保温すれば納豆ができる。このとき大豆に茹でた蛹を混ぜ込んで保温するのである。ところが実は一昼夜で納豆は出来るのだが、蛹の内部まで菌が回らないのだ。以前はここでやめてしまったから普通の蛹のままだった。今回はこれを冷蔵庫で1週間熟成させたのがよかった。これで納豆菌が蛹の中まで回って驚きの味となった。今回はまた稲藁の納豆菌ではなくて、河原の荻藁にいるワイルドな納豆菌を使って作ったのも良かったのかもしれない。味についてはららさんがブログで詳しく紹介しているのでご覧ください。「蛹納豆」

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コメント

  1. せつな より:

    これ最近見た中ではいちばんソソられます
    まず鮮度のいいカイコの蛹自体を食べたことがない
    しかも完全に芯まで発酵した動物蛋白
    そして荻藁の納豆菌なんて考えたこともなかった
    これはかなり旨そうです

  2. よも より:

    せつなさん、おひさです。
    これ、普通にいけます。
    普通に納豆でした。
    荻藁納豆は私も初めて食しましたが、
    稲藁と違って藁臭くないんです。
    上品な香りがします。優れものです。
    蚕入り納豆にもかかわらず、
    蚕の香りは消失し、上品な香りがするのでは、
    少々野趣に欠ける嫌いはあります。が、
    「へーっ!^^」と言うくらい(どれくらい?)の味でした。
    1周してもあまり減らなかったので、
    かなりの量をバクバクと食べてしまいました。
    どうぞお試しあれ。

  3. bugeater より:

    試しにオギでやってみたのですがなかなかいい菌でした。イネ科でいろいろ試してみるのも面白いかもしれません。ススキ納豆などどうでしょうか。また地域によって納豆菌も変種があるようなので、採取地によっても味が違うかもしれません。

  4. らら より:

    蚕の蛹は販売時期が限定されているのでしょうか。それともわりといつでも注文すると売ってもらえるのでしょうか?(って電話して聞けばいいのかもですが)

  5. bugeater より:

    改めて聞いていないのでなんとも言えません。大体あるようなのですが、佃煮屋さんが大量買い付けすると無くなってしまうといった案配かと。正確でなくてすみません。

  6. らら より:

    いえいえ、ありがとうございます! そのうち注文してみます。

  7. 泥まみれ より:

    おおおお、ここに調理法の説明があつたな。
    研究してみやう。

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