
今年の夏は暑くて長かったせいか、そろそろ終わりかけた自家製味噌がいくらか酸味をおびてきた。そこで思い立ったのが虫の味噌漬けである。さっそくキイロスズメバチの幼虫とカイコサナギを味噌に混ぜて漬け込んでみた。
漬けること一週間、待ちかねて試食した。それぞれを蒲鉾に二、三個のせて味わった(写真の左がカイコサナギ、右がキイロスズメバチ幼虫)。いずれも味噌の旨味がじわりとしみこんだ逸品となった。とりわけ外皮がやわらかい蜂の子はよく漬かっている。冬場の楽しみがまた一つ増えたようだ。
206 蜂の子と蚕蛹の味噌漬け
昆虫食


コメント
蚕様の蛹は味噌味でもうまさうだ。
思ふに蚕様の蛹はどんな味付けでもおいしく食へるのではないだらうか。
におひを別にすれば食材としてあまりくせがないといふことだらう。
問題のこのにおひも燻製にするとうまく消せるらしいから、これからは
食材としての可能性も広がつて、Pupaeaterもどんどん増えることだらう。
だが蟲嫌ひの俺のかはいい女房様だけは永久に無理だらう。
かはいい女房様に「しゃきっと誌」(女性健康雑誌)を買って差し上げたらいかがでしょうか。カイコサナギと蜂の子のリゾットの写真などがのっています。ひょっとして健康にいいならと思われるかもしれませんから。
蜂の子で耳鳴りが治るらしいですが、見た目がダメです。祖父は大好きですが・・・。
いかにも蟲といふ外見でまうだめといふ人はおほいやうですね。
俺のかはいい女房様も最強の蟲嫌ひで、蟲をみただけで大騒ぎです。
でもまあ一度食べてごらんなさい。きつとやみつきになるよ。ふつふつふ。