東京は幸い初日の出を見ることができた。河原でアシの枯れ草を刈り取って帰る。枯れたイネ科草本には納豆菌がたくさん棲みついている。以下仕込みのプロセス。
1 ポリ容器に入るサイズにカットし、熱湯消毒する。納豆菌は熱に強く、他の菌が死滅しても、生き延びるのだ。
2 枯れ草を敷き、蒸した虫をおき、上からさらに枯れ草でおおい、ふたをする。このとき割りばしを挟んで空気口を開けておく。
3 24時間アンカなどで保温する。
「食味」と「納豆らしさ」を5段階評価した結果が以下である。
カイコ(蛹) 4 4
オオスズメバチ(前蛹) 5 5
オオスズメバチ(蛹) 4 5
サクラケムシ 3 4
タケツトガ 2 1
エビガラスズメ(幼虫) 3 2
アブラゼミ(幼虫) 3 2
ヤナギムシ 3 2
コガネムシ 2 2
ツムギアリ 4 5
ジョロウグモ 3 3
かまぼこ(比較サンプル) 4 5
オオスズメバチが食味、納豆らしさとも高評価だった。かまぼこは一部液状化していて、納豆菌が食べやすいかどうかが重要な要素なのが分かる。
454 久しぶりに虫納豆

コメント
思わず躊躇した虫納豆です。
それにしても、内山さんのアイディアは素晴らしいですね。
しかも、納豆菌の強さも思い知りました。
オオスズメバチの前蛹がパーフェクトな味でした。
ごちそうさまでした。