採取してきた新潟産たにしのうち、10個ほどをベランダの水槽へ放つ。増えてくれるといい。残りの30個を一週間泥抜きした。
たにしの一般的調理法とされる味噌煮に挑戦した。30個をゆでて殻から抜くと40gとごく少量になってしまった。以下のレシピにしたがって調理する。タラの芽添えと高級感を演出。
材料
たにし 30個(むき身で約40g)
タラの芽 少々
みそ 小2
A 砂糖 小2
酒 小1
みりん 小1
水 半カップ
作りかた
1 たにしを3分ほどゆでて殻から出す。
2 鍋にAとみそ半量を合わせて溶き、中火にかける。
3 湯気があがってきたら火をとめ、たにしをいれる。
4 水をひたひたにして強火にかける。
5 煮立ってきたら、中火で5分煮る。
6 残りのみそを煮汁で溶いて加え、煮汁をたにしにかけながら2〜3分煮る。
7 たにしとを取り出し、煮汁を強火で煮詰めてとろりとさせる。
8 器にたにしを盛り、煮汁をかけ、湯通ししたタラの芽を添える。
噛むとしこしこした歯触りがあり、れっきとした貝である。硬くはなく、適度な歯ごたえがある。よく泥抜きしたせいか臭味もない。なかなかの珍味である。子供の頃食べた記憶と比較してずっと美味しい。昔はもっと硬かったような気がする。
※調理方法は「タニシを食べタニシを歌う、厚木で」を参照した。
156 たにしの味噌煮 タラの芽添え

コメント
最近めっきり御無沙汰なタニシですが
私はわけぎと合わせたぬたが好きでした。
タニシから出る旨味エキスの風味もいいので。
でも最近食べたくなるような水路ってなかなか近くにないんですよね。
せつなさん、私も何十年ぶりかの出会いでした。懐かしさがこみ上げてきて、新潟行は山菜以上にたにしが嬉しい収穫でした。なんて言うと誘っていただいた方に失礼かもしれませんが…。網を貸してくれた地元の人の、なんでこんなの取るのかわからん、といった唖然とした顔が思い浮かびます。民宿で出せば珍味として喜ばれると思うのは私だけでしょうか。
タニシって1週間も泥抜きしないといけないんですね~。
手間がかかる食材なのですね。
厚木の郷土料理が「タニシ料理」とは、初めて知りました。
神奈川県民を約30年しているのに(笑)
昆虫食だけでなく自然食といったテーマですね!
檸檬さん、泥抜きは通常二三日でもいいのかもしれません。私の場合調理は週末しかできないので、一週間になったのです。ただ調理してから泥臭いと興ざめですから、可能なかぎり長めに泥抜きしたほうが安心ではあります。
マサルさん。私の知るかぎり、ニュージーランドでは「ワイルドフードフェスティバル」というイベントが毎年行われているということです。自然食材とか野性食材を試食する試みで、その中には昆虫も含まれています。なんと記念切手まで出ていて、芋虫をローストした美味しそうなメニューまで切手になっています。
はじめまして。韓国在住の主婦です。
先日私もタニシ料理を食べる機会があり、検索して参りました。
韓国で蚕の幼虫(屋台で普通に売られています)とか
イナゴ(珍味だそうです)とか見て驚いたのですが、
日本や世界でも色々な虫が食用されているのですね!
これからも宜しくお願いいたします。
くるくりさん、コメントありがとうございます。韓国といえばカイコのサナギが有名ですね。ちょっとクセがあるのですが、くるくりさんは大丈夫ですか。