179 ヒグラシとアブラゼミの素揚げ 昆虫料理 X Facebook はてブ LINE コピー 2007.09.03 比較のため両者を同時間素揚げしてみた。写真の左がヒグラシ、右がアブラゼミ。揚げたてはどちらも丸ごと食べられる。 ・食べやすさ 華奢なヒグラシのほうか。殻は比較的軟らかく、脚も歯にはさまりにくい。 ・味 ほとんど変わらないが、アブラゼミの方が旨味が濃いような気がする。これは胸肉の量の違いによるのではないか。飛翔能力は断然アブラゼミのほうがヒグラシよりありそうなので、飛翔筋も多いに違いない。
コメント
んー、美しい。
セミを見ると、昔飼ってたリスが、自分の檻に紛れ込んだセミの腹の皮を器用にむいて食べていたことを思い出します。
貴重な蛋白源を自分で得ているんだなぁ~と関心しちゃいました。
セミの味(腹部かな?)はササミっぽい味と聞いたことがありますが、どんな感じなんでしょうか?
>檸檬さん
以前、家でもシマリスを飼っていたことがあります。オスゼミを入れるとジージー鳴くので一瞬ひるみますが、野生が目覚め、眼を三角にしてとびかかり、両手で押さえて鳴いているのもかまわず羽と頭部を残してむしゃむしゃ食べています。普段はかわいい顔のシマリスですが、そのときばかりは恐い顔に見えます。あのころ私は昆虫食にめざめていなかったのでセミの味は分かりませんでしたが、いまではリスの気持ちがよく分かるような気がします。
ちなみにリスはドングリしか食べない印象ですが、昆虫もよく食べます。コオロギ、ミールワーム、バッタ類など、夏場には生餌を与えると夏ばて防止やストレス解消にもなると思います。ただ面白がって与えすぎると栄養が偏るのでほどほどがいいでしょう。
セミの味を例えるのは難しいですが、ササミではないような気がします。胸肉には違いないのですが(腹部ではなくて)、もっと筋肉っぽい食感です。語呂合わせではないですが、どちらかというとササミではなくサラミっぽい感じでしょうか。かみしめると濃厚な旨みがあります。
味は人さまざまです。セミ成虫の味、大募集。どなたかコメントつけてくれませんか。
ハチの子のせんべいを食べてみたかったですね。
オオスズメバチのハチミツ漬けの写真を、今日9月4日のに載せました。
成虫は身の味よりも羽根の歯ざわりが快感でした。
当方、ラオス北部で蝉の素焼きを食したことがありますが、磯臭さのない蝦の身といった処ですか・・・あと、意外と昆虫って脂っぽいんだなーと感じました(アブラゼミっていう位だから?)。
アブラゼミに関しては、虫の中ではわかりやすい旨さを持ってるほうだと思います。
さすがに五月蝿いだけあって筋肉が発達しているので、揚げても殻の食感だけに負けて終わることがない割に、クセが強い訳でもない。
残念だと思うのは、体表の微細な毛のせいか、揚げると一瞬で見事に真っ黒になるんですよね。
これが赤くなってれば見た目にもいいんでしょうけど。
ヒグラシやツクツクは食感サクサクで終わってしまって、慣れるとやはり物足りない感じ。
クマゼミってどうなんでしょうね。
あと、気になるのは終令幼虫ではなく若い幼虫。
どんななのかなぁと想像ばかりで出会う機会がないんだけど、
植木屋になった知人に聞くとやはり植樹の際に結構ワラワラと遭遇するそうで
ポイポイ投げると喜んで鳥が食っていくそうです。
さすがに体力削ってる中でそんなもの溜め込んでもらう訳にもいかず。
もったいないなぁと。
>ラオ佐藤さん
おっしゃる通りです。たしかに素焼きだと油を使っていないだけに昆虫自身のもつ脂の食感が際立つのかもしれません。
ところでラオスのセミってどんな種類なんでしょうね。東南アジア一帯が分布域のテイオウゼミはなんと体長170〜185mmだそうです。これは採集禁止種なんでしょうか。でも採取したら1頭目はもったいなくて標本にしたくなります。そして2頭目をできたら食べてみたいですね。どのくらい胸肉があるんだろうか。夢です。
> せつなさん
的確な感想をありがとうございます。うんうんと頷きながら読みました。クマゼミはわたしもまだです。来年に大いに期待しているところです。若齢幼虫も食べて見たいですねえ。昆虫は変態というのがあるので、さまざまなステージの味を楽しめるということがありますね。これは他の動物食材にない特徴なんだと思います。
私が感じた食感は塩をかけてない「ポップコーン」です。 揚げる温度によって微妙に食感が変わるような気がします。あと、アブラゼミを揚げると天ぷら油が黒く濁りますよね、あれって何んなんでしょうか? 幼虫や他のセミは濁らないのに。。