039 ありのこまん


春節と聞いたら急に中華まんを作りたくなった。ぎょうざやシュウマイは作ったことがあるが、中華まんはまだ作ったことがない。あんになりそうな虫はなにかと考えたが、さしあたってツムギアリの幼虫とさなぎが思い浮かんだ。これはなじんだ味なので、中華まん作りの初心者にはもってこいだ。ということで以下にレシピを掲げる。
【レシピ】(8個分)
●材 料
(生地)
強力粉……………… 150g
薄力粉……………… 150g
ぬるま湯(35度)…………… 200cc
砂糖………………… 大1
ドライイースト…… 小2
ベーキングパウダー………… 小1
ラード 大半分
(あん)
ツムギアリ(幼虫とさなぎ) 150g
たまねぎ 半個
白菜 2枚
タケノコの水煮
干ししいたけ
しょうが 1かけ
砂糖 小1
酒 小1
醤油 小1
ナンプラー 小1
ごま油 小1
●作り方
(生地を作る)
1 薄力粉と強力粉をまぜ、その他の材料をまぜ、よくこねて丸める。
2 生地を35度の湯せんに30分ほどかけて発酵させる。
3 8等分し、打ち粉をふり、麺棒で1個ずつ直径10cmぐらいの円形に伸ばす。
(あんをつくる)
1 水でもどしたシイタケ、さっとゆでた白菜、ゆでこぼしたタケノコ、タマネギ、しょうがをみじん切りする。
2 ボウルにツムギアリも加えてよくまぜて、8等分する。
(包んで蒸す)
1 生地にあんをのせて包む。
2 10cm角に切ったクッキングシートにのせ、セイロに入れる。
3 強火で約15分蒸す。

●試食
突然思い立ち我が家にある材料で作った。ベーキングパウダーとラードがなかったので、イーストを多めにし、サラダ油を小さじ1加えた。やっぱりというべきか、ふっくらした仕上がりにはならず、色もやや黄色味を帯びてしまった。イーストが多かったので発酵し過ぎでやや酸味がし、ベーキングパウダーを入れなかったためふっくらした蒸し上がりにならなかったようだ。
 
あんはなかなかいける。こちらもレシピ通りといかず、材料はアリとタマネギとシイタケだけだったが、それでもアリのプチプチした歯触りとタマネギの甘くやわらかな食感がなかなかのコンビネーションだ。シイタケもいいダシが出て味わいのベースになっている。よくをいえはちょっと味が淡泊なのと、水気が多いのが気になる。前もってもっとしっかり味を付けておいたほうがいいようだ。
 
今回は初めてということでパーフェクトとはいかなかったが、虫まんを作りたいという長年の希望が果たせた。次回はもっとおいしくできるだろう。うまくいったら会の試食会で食べてもらおうと思っている。乞うご期待。

お知らせ
昆虫食イベントに参加しよう!
昆虫料理研究会では、阿佐ヶ谷と高田馬場でそれぞれ月に一度、昆虫料理の試食体験会を開催しています。お気軽にご参加ください。
昆虫料理
昆虫食を楽しもう! | 内山昭一が主宰する昆虫料理研究会
タイトルとURLをコピーしました