065 油蝉寿司

スポンサーリンク


油蝉(あぶらせみ)
半翅目同翅亜目セミ上科
Graptopsaltria nigrofuscata
ほぼ日本全土で確認できる蝉の一種。成虫の体長は50〜60ミリほどで、黒い体と白い粉のような紋が特徴。名前の由来には、鳴き声が油で揚げ物をしたときの音に似ているからという説と、羽が透き通っておらず、油紙のように油が染みた感じであるからという説がある。卵から成虫になるまで5〜6年ほど地中で過ごし、夏期の夕暮れ時に土から出てきて木などに昇って羽化する。成虫になってから約2週間で死ぬ。主に果汁や樹液を吸うため、果樹園などでは害虫扱いされることも。羽化直前の幼虫を使用。
【紹介】
蝉は夏の代表的な風物詩として親しまれている。とりわけ油蝉の鳴き声は夏らしさを演出する主役といえるだろう。そんな夏にぴったりな料理として、今回は蝉を使った寿司を紹介したい。
 
古代より蝉は東西で食用とされてきた。19世紀ごろに書かれた海外の書物によれば、
「……ホメーロスの時代から、蝉は音楽的な意味でもまた絶妙な味わいの点でも、ギリシアのすべての詩人のテーマとなっていた。アリストテレスは、ギリシア人のもっとも洗練された人々は、幼虫をすばらしいつまみとして楽しんだ……」(ヴィンセント・M・ホールト『昆虫食はいかが?』より抜粋)
とあるように、古代ギリシアの時代に蝉が重宝されていたことがわかる。また中国では現在でも食べる地域があり、孔子の時代にはもっと一般的にたくさん食べられていたといわれている。ここ日本でも長野県、山形県などでは食べる習慣があった。とくに長野県では、農業害虫である蝉の幼虫を捕まえて缶詰にし、「信州セミのからあげ」という名前で売り出したこともあるくらい、蝉は食用として認知されていた。現在ではあまり食べる人は少なくなったが、古今東西で「蝉は食べられるもの」として、人類に馴染みの昆虫であることは確かである。その味わいも“エビ”に近いものがあり、上品で淡白な風味がなんともいえない。食わず嫌いでいるには、じつにもったいない美味しさである。
寿司は日本食の代表として欧米でも広く知られている。「シャリの上へネタをのせて握るだけ」という単純かつ奥深い職人技であることや、シャリは舎利(仏陀の遺骨の意)と書くことなど、東洋的なものへの憧憬が人気の底流にあるようだ。蝉の幼虫を揚げたものは、食感・味ともにとても食べやすいので、どんな料理にも合う。もちろん寿司ネタとしても美味しくいただけるから、家族や親しい友人に蝉寿司を披露されてみてはいかがだろうか。
【レシピ】(2人分)
●材料
米 2カップ(270cc)
水 米と同量
合わせ酢 酢(大2)、砂糖(大1)、塩(大1/3)
蝉の幼虫 10頭
卵 1個
イクラ 50g
わさび 少々
大葉 適量
のり 適量
焼き鳥だれ 適量
揚げ油 適量
●作り方
(1)米を炊き、飯台にご飯をあけ、合わせ酢をふり、木杓子で手早く切るように混ぜ、うちわであおいで冷まし、ぬれ布巾をかたくしぼってかけておく。
(2)蝉の幼虫は水洗いし、水気をよく切ったものを軽く素揚げし、取り出して油を切る。
(3)串などでお腹を3カ所ほど刺してから、たれをからませて炒める。
(4)玉子焼きをつくる。
(5)握り3種で1人前、これを2人分握る。シャリは俵型に握る。
 「セミダブル」 握ったシャリに大葉を巻いて、腹にわさびを塗った蝉を横に二頭並べてのせる。
 「セミタマ」 握ったシャリに玉子をのせ、蝉をのせる。
 「セミイクラ」(軍艦) 握ったシャリの周りをのりでぐるっと巻き、イクラとセミをのせる。

お知らせ
昆虫食イベントに参加しよう!
昆虫料理研究会では、阿佐ヶ谷と高田馬場でそれぞれ月に一度、昆虫料理の試食体験会を開催しています。お気軽にご参加ください。
未分類
スポンサーリンク
昆虫食を楽しもう! | 内山昭一が主宰する昆虫料理研究会 | 昆虫食イベント情報

コメント

  1. (゚д゚) より:

    虫の寿司とは凄い
    想像力が無いとこういう料理は作れないよ

  2. ぶーーーん より:

    テラカオスなサイトですねwwwwwwwwwwwwwwwwwww

  3. VIP より:

    クオリティタカスwwwwwww

  4. VIPPER より:

    これからもがんばってくださいwwwwwwwwwww

  5. 池田 より:

     ご無沙汰しています。林道で「たまむし」を見つけたので、写真をアップしました。とてもきれいな虫でした。

  6. koo より:

    ゲッ!

タイトルとURLをコピーしました