冷凍庫から昨秋捕ったエビガラスズメとセスジスズメの幼虫を取り出す。食材として見ると一回り大きくて弾力のあるエビガラスズメがおすすめだ。詰め物は今回はシンプルにニンジンにした。ニンジンはある程度硬いので、くたっとしていた虫体がしゃきっとして生き生き見える。料理にはやはり見てくれもかかせない。トンボの標本を作るときエノコログサをお腹に差し込むが、その要領だ。ただし食用となると、味もさることながら、ニンジンが嫌いな人もいるから、様々なバリエーションが考えられる。ただしスズメガは黒っぽいので、明るめの野菜の方が美味しそうに見える。
材料(2人分)
スズメガ幼虫 4頭
焼きのり 1枚
片栗粉 適宜
揚げ油 適宜
ニンジン 5cm
ネギ 適宜
みそダレ
みそ 40g
マヨネーズ 20g
ねぎ(みじん切り) 適宜
唐辛子 少々
酒 少々
作り方
1 みそダレの材料を混ぜる。
2 ネギの白い部分を千切りにして水にさらし白髪ネギにする。
3 ニンジンは輪切りと細目の拍子木切りにする。
4 残ったネギを付け合わせ用に輪切りする。
5 スズメガ幼虫は尻を切り、拍子木切りしたニンジンをつめ、適当に切った焼きのりを巻き、つなぎ目に水溶き片栗粉をぬる。
6 170度ぐらいの油で、野菜類は1分、スズメガ幼虫は3分を目安に揚げる。
7 盛りつける。輪切りしたニンジンにみそダレを塗り、スズメガ幼虫をおき、白髪ネギをのせる。揚げたネギをそえる。
070 スズメガの磯辺揚げ みそダレ
