003 灯火採集

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「飛んで火に入る夏の虫」という諺のように、夜間の虫の集光性を利用した採集方法がある。灯火採集と呼ばれるものだ。灯火に集まる虫をつかまえ次々調理して食べる、という長年の夢を実現すべく、山梨県の清里方面へ車を走らせた。
計画では、まずキャンプ場でテントなど設営し、発電機とライトと白布を持って山に入り、ポイントを探し、漆黒の闇を照らそうというものだった。ところがせっかくこの日のために用意した発電機が、出発直前の試運転で壊れてしまった。しかたなくキャンプ場の電源を借り、場内で白布を張り、500Wハロゲン投光器を2灯照射することにした。
さすがに季節は秋、夜間は涼しい。しかもキャンプ場のなかということもあり、次々と大形の蛾が飛び込んでくることはなかったが、総勢5人が試食するだけの虫は捕れた。やはり蛾が過半数だ。
初心者も参加しているので、まずは初級の素揚げに塩で賞味した。揚げるとカリッとした歯触りに油の旨みが加わって、ほぼどんな虫でも食べることができる。蛾の羽などもまったく苦にならない。次に茹でて醤油で食べる。より虫の食感を香ばしい醤油とともに舌先で味わう中級編ともいえようか。最後に茹でカメムシはちょっと難度が高い。初心者にはいくぶんの決意がいる。茹でるだけなので独特の臭気があり、慣れると昆虫食の醍醐味となる。上級編である。現代は野菜もふくめ自己主張する食べ物は敬遠されがちだが、カメムシはそうしたスーパーで売られている食材の対極にあり、一食の価値はある。
大形の蛾であるヤママユガを何頭か採集した。食べると旨いのはわかっているが、もったいなくて食べられなかった。三角紙にていねいに包んで標本用に持ち帰った。帰ってみると三角紙のなかに卵を産んでいた。来春孵化するのだろうか。

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