今年も長野に帰省したついでに駅前の土産物屋2店と郊外スーパー1店をのぞいてみた。昆虫食品は昨年とほぼ同じ品揃えで陳列されていた。以下商品の詳細を示す。

土産物A店
「ざざむし」30g、1470円、缶
「まゆこ」30g、530円、缶
「かいこのさなぎ」35g、420円、缶
「いなご」35g、370円、缶
「蜂の子」50g、840円、缶
「蜂の子」80g、1580円、ビン
*かねまんのミニ缶を中心に、昆虫食品のほぼ全種類を揃えている。若い男性が面白がって買っていくことが多いという。今回帰ってみると右隣がコンビニに変わってしまっていた。A店よ、がんばれ!

土産物B店
「蜂の子」80g、1100円、ビン
「蜂の子」120g、1800円、ビン
「蜂の子」65g、1260円、缶
「いなご甘露煮」80g、530円、ビン
*A店の左隣のお店だ。ここは売れ筋二種に絞っている。高価な蜂の子は価格が三段階ある。やはり若い男性が誰かに頼まれて購入していくことが多いという話である。B店よ、末永く!

郊外スーパー
「いなご佃煮」50g、279円、パック
「いなご田舎炊」100g、399円、パック
*田舎の家の近くにあるスーパーの売場である。メーカーの違ういなごが二種類売られている。
信州は南北に長く各地域で店頭に並ぶ昆虫食品も違ってくる。他県でも昆虫食品が売られている地域があるはずだ。そのへんの情報をお持ちの読者はぜひコメントをお寄せ願いたい。
068 長野市の昆虫食品(06年8月12日)
食文化


コメント
初めまして。もせてと申します。
きのこが趣味ですが、虫も好きです。
長野県最南部の根羽村にあるスーパーには、ごく普通にビニール袋に入った大きなオオスズメバチやクロスズメバチの巣が売られており、デリカコーナーではクロスズメバチの素揚げが売られ、イナゴもそこで煮付けられたものが山盛りになり、ヒビ(蚕のさなぎ)もパックに入って売られています。
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情報をお寄せいただきありがとうございました。
私の妻が阿南町で育ったので、そのへんまでは行ったことがありますが、根羽村までは行ったことがありませんでした。
やはり根羽村あたりでは蜂類が豊かなのですね。クロスズメバチの素揚げとありますが、成虫の素揚げでしょうか。
根羽村のホームページがあるようなので、入手が可能か問い合わせてみたいと思います。オオスズメバチの巣など結構なお値段なんでしょうか。もせてさんにもしお知り合いのお店などありましたら教えてください。
キノコのブログ拝見しました。見事はキノコの写真がぞろぞろでてきて圧倒させられました。ほんとうにキノコがお好きなのですね。
愛知県にお住まいとのこと、愛知もかつて蜂食文化が盛んだったと聞いています。いまはもうお店で売られるほどではないのでしょうか。
いろいろと貴重な情報をありがとうございました。またなにかありましたらご連絡ください。秋はキノコのシーズンですね、ご活躍をお祈りします。
いなごの佃煮は山形のスーパーでも売られています
画像がないので証拠は?といわれると弱いのですが
私自身山形ではじめてみたときは衝撃を受けました
いなごの佃煮は全国区のようです。他県でも販売されていると聞いていましたが、山形でも売られているのですね。まだまだ広範な人気があるようです。情報お寄せいただきありがとうございました。
始めまして。長野県伊那市民です。
スーパーでイナゴ(生)が出始めました。3800円と少し高めです。
伊那北駅前の塚原という佃煮やさんのイナゴや蜂の子がおいしくてオススメです。近所に来た時はどうぞ立ち寄ってみてください。
伊那市民さん、こんにちは。旬の情報をありがとうございました。
ところで生いなご3800円ということですが1kg 当たりでしょうか。わたしが最近仕入れた宮城県産は1kgで2500円です。ただ送料等加えると3580円になります。
伊那北駅前の塚原さんというと、ひょっとして塚原川魚店(伊那市大字伊那)ではありませんか。そこでしたら上の写真で紹介の長野市郊外スーパーで売られている「いなご田舎炊」(1パック、100g、399円)の製造元です。田舎に帰るたびに購入し、おいしくいただいています。
伊那は現代でもまだまだ昆虫食文化が生きている地域だと思うのですがいかがでしょうか。またなにか面白いニュースがありましたらお知らせください。